神社で最も大切なのは神祭り第一主義


お祀りには、絶対変えずに守り通さなければならない要素と、時代とともに変えるべき要素があるのです。

前者は祭祀であり、後者は神賑わいの要素です。


祭祀とは、常に古代祭祀の形式と姿勢の原点にかえり、かたくなにこれを守り通すことで、神霊に対する誠が輝き、神威が常にかっかくとするのです。


神賑わいの要素とは、縁日の出し物や、神社で行う多くの催しのことです。これは、時代時代の民衆のニーズに応えるべきで、いい変化をさせる必要があります。


祭祀と神賑わいのうち、もちろん、これまでずっと伝えられてきた、手間暇と時間をかっけて神様に向かう「祭祀」がまず第一です。


神祭り第一主義。


これは、神社に求められる最も大事な要素だと思います。

霊験さと御利益がない神社は、決して繁栄しないでしょう。